iPhone最強セキュリティ「Touch ID」の落とし穴

iPhoneの指紋認証機能「Touch ID」は、iPhone5からのアップデートの中でも最も注目された追加機能です。パスワードを入力する手間が省けたことで、ユーザビリティが格段に上がっていますが、しかし、そんな機能に大きな落とし穴があるとネットでにわかに話題となっています。

例えばこんな逸話があったりします。

ある日から妻の様子がおかしい。問いただすと、逆に「あなた、Aって誰?」と問い返され、私はその瞬間言葉を失ってしまいました。なぜなら、「A」は私の浮気相手だったからです。「A」なんて知らないとしらを切ると、妻は恐ろしい話をはじめました。

最近、毎晩私が寝た後に、私の指を使ってiPhoneのロックを解除して、LINEの中をのぞいていたというのです!
私は、妻にエルメスを買わされ旅行をプレゼントすることで、なんとか許してもらいましたが、指紋認証ロックがこんなに怖いとは考えもしませんでしたよ。

妻の執念が恐ろしいですが、確かにこれは誰でも起こりうる事象です。浮気といわずとも、誰でも携帯の中にいくつかの隠し事があったり、プライベートなことがあったり、あまり他人に覗かれたくないものです。

しかし、それを覗きたいと思うのがこれまた人間の性。

指紋認証が意外なモノに突破されている

そして、この指紋認証を突破することに対して、色々と実験されている方が世界中ではいるみたいで、意外なモノで突破されているケースが多数あります。

プリンターで印刷した指紋で突破

出典:gigazine.net

さすがにプリンターで指紋を印刷されるということは、私生活上ではほぼありませんが、こんなことで突破されるんですね……恐ろしい。

子供向け粘土

出典:秒刊SUNDAY

子供向け粘土で指紋をくっきりと残すほど遊ぶといったことはありませんが、これもなかなかに面白い突破方法ですね。

犯罪に巻き込まれる可能性

何かしらの事件に巻き込まれたとき、犯人に脅されて自分の指でiPhoneのロックを解除されてしまい、さまざまな情報を取得されてしまう。

最強セキュリティと考えられた指紋認証機能も、そういった部分では大きな落とし穴になってしまいますよね。

もちろん、普通に生活している面では大変便利な機能ですが、使い方を誤ったとき、とても恐ろしい結末を生んでしまう……これも結局はモラルの問題ということでしょうか。

大事な情報はiPhoneに含めない

極論ですが、『iPhoneに本当に大切な情報は保存しない』これに限ると思います。見られてもいいという情報だけiPhoneに残す。不便に思いますが、常に「情報の金庫」を持ち歩いているわけですから管理は自己責任というわけです。

iPhoneにこれから変える、買うという方は、こういった点もひとつご参考にしてみてはいかがでしょうか?

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