iPhoneの新機能「VoiceOver」の活用方法まとめ

画面を見ずにスラスラ操作しちゃおう!

iPhoneやiPad等のApple社製品のいくつかには「VoiceOver (ボイスオーバー) 」という、音声の読み上げ機能が搭載されています。

VoiceOverとは何かいまいちピンと来ない方も多い事でしょう。音声の読み上げ機能と言われてもどんな風に活用したらいいか思いつかないですよね……。

そこで今回は、せっかくあるんだから便利に活用してみよう! という事で、iPhoneの「VoiceOver」活用方法を、まとめてご紹介してみたいと思います!

iPhoneの画面を見ずに、操作できる

本来、iPhoneの「VoiceOver」とは、障がいのある方でも便利にiPhoneを使う事ができる「アクセシビリティ」と言う機能の一つとして搭載されています。

「VoiceOver」を使えば、iPhoneの画面を見ないでiPhoneを操作する事が出来ます!

運転中や、お料理している時等、画面を見ずにiPhoneの操作をしたい時って、日常にも結構ありますよね。

そこで、知っていると絶対役に立つ、iPhoneの「VoiceOver」の登場なんです。

まずはiPhoneのVoiceOverの設定をしてみよう

下記の操作だけでVoiceOverを有効にする事が出来ます。

iPhoneの「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」をオン

とっても簡単ですね!

しかし、常に「VoiceOver」が有効になっていると、iPhoneの使い勝手を著しく悪くしてしまいます。

「VoiceOver」が有効になっている場合、通常のiPhoneの操作とは、かなり異なった方法でしか操作する事ができません。

ですから、必要のない時は「VoiceOver」オフに、いざと言う時にはさっと設定を有効にできるように設定しておきましょう。

VoiceOverを有効にする便利な設定

先ほどの「アクセシビリティ」の項目を見てみましょう。
下の方に「ホームボタンをトリプルクリック……」と言う文字がありますね。

この項目を必ず設定しておきましょう。

「VoiceOver」機能でiPhoneを使う基本操作!

先ほどもお話ししたとおり、VoiceOver機能が有効になると、iPhoneの操作は通常とがらりと変わってしまいます。だからと言って、操作がとても難しくなるわけではありません。

基本のジェスチャーを覚えておけば、全く問題はないので、ぜひ覚えておいてください!

【VoiceOverの基本ジェスチャー】
・iPhoneの画面をタップすると、項目を選択し、テキストを読み上げる
・iPhoneの画面をダブルタップすると、選択した項目を実行
・右フリック→次の項目へ、左フリック→前の項目へ
・三本の指で上下にフリック→画面スクロール

2つ目のダブルタップについてですが、これは画面のどこでも大丈夫です。テンポよく、トントンとiPhoneの画面を叩きましょう。

iPhoneのロック解除方法は、スライダーを選択し、iPhoneの画面をダブルタップすればロック解除する事が出来ます。

またVoiceOverの機能が有効になっている間も、「ホーム」ボタンを押すと必ずホームに戻ります。これは通常の操作と同じですね。

VoiceOverを使ってみよう!

電話に出るには「二本指でダブルタップ」すればOKです。もちろん「応答」や「拒否」も出来ます。

そのような「項目」を選択する場合は、右フリックを活用してください!
先ほどの基本操作に出てきた「右フリック→次の項目へ、左フリック→前の項目へ」でどの項目を実行するか選択しましょう。

選択する「ボタン」や「ラベル」の項目が見当らない時は、効果音が鳴ります。

選択したら、iPhoneの画面を「ダブルタップ」で実行します。

「VoiceOver」では、とにかくフリックやタップを素早く行う事が、要となります。タップする速度があまりにもゆっくりすぎると、違う項目に移ってしまったり思った動作ができず、イラッとしてしまう事がありますのでタップする速度には気をつけてください。

「VoiceOver」の読み上げを終了する時は「二本の指で画面をタップ」です。

「VoiceOver」は画面を見ずにテキスト入力をする事も可能です。メモ等のアプリケーションを使ってやってみましょう。

テキスト入力する方法には3通りのやり方があります。

・英語キーボードを使用する
標準でのテキスト入力時の言語は、英語となっています。

iPhoneの画面に表示されたキーボードに、1本指でタップしながら入力していきます。

ただし、「VoiceOver」の設定にある「欧文通話表フィードバック」の所を「文字と欧文通話表」にしていると、1つのキーをタップするごとに、変換候補を読み上げてくるので必要ない方はオフにしておきましょう。

・タッチ入力モードを使用する
先ほどとは違い、1つ1つのキーをボタンとして扱うのではなく、タップするのではなく、指を離すとテキストが入力されます。

これはローター操作で、テキスト入力のモードを「タッチ入力モード」に切り替えればOKです。

この「タッチ入力モード」を使用すれば、1本指だけですらすらと連続してのテキスト入力が可能になるので、効率UPにもなりますね。

・日本語ローマ字入力
英語キーボードだけでなく、日本語ローマ字のキーボードを「タッチ入力モード」で入力する事も可能です。
候補となる漢字は、キーボードのすぐ上に表示されます。ダブルタップで入力する事ができます。

「VoiceOver」でのパスコードの取り扱い

iPhoneを使用するにあたって、しょっちゅう必要になるパスコード。
これまで読み上げていては、セキュリティ上問題になってしまいますよね。

そこで「VoiceOver」でパスコードを、iPhoneが読み上げないようにしておきましょう!

手書きの機能を使用する事で、読み上げられる事を防げます。

先ほどの文字入力の際出てきた「ローター機能」に「手書き」と言う項目がありますので、選択しましょう。

項目が見つからない場合は
iPhoneの「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」→「ローター」から「手書き」を追加しましょう。

これってバグ?!iPhoneの画面が消えた!

iPhone使っているとiPhoneの画面が突然消えてしまうと言うような事が起こるようです。ですがこれは、バグでも故障でもなんでもないんです。

実はこれ、iPhoneの画面をのぞき込まれないようにする「画面カーテン」の仕様なんだそうです。もちろん、この「画面カーテン」機能はプライバシー対策だけではありません。

この機能を使う事で、iPhoneのバッテリーの節約ができるんです。

iPhoneの画面がずっとついたままだと、すぐ電池が無くなってしまう為、しばらく操作せずに置いておくと「画面カーテン」が有効になって画面が一旦消えると言った現象が起こるんです。

「画面カーテン」が有効になってiPhoneの画面が消えてしまった状態でも、スリープ状態になっているわけでは無いので、VoiceOverはオフになりません。

画面が消えてしまった状態でも、VoiceOverが読み上げる音声を聞きながら、iPhoneを操作する事が可能です。

「画面カーテン」機能が有効になった状態からのiPhoneの直し方は、三本指でiPhoneの画面を、リズムよくトリプルタップしてください。とん、とん、とん!ですね。

VoiceOverを使い終わったら必ず解除しておこう!

ここまででご紹介したとおり、VoiceOverが有効になっていると、iPhoneの操作がかなり変更されます。

そのままにしていると不便なので、使い終わったら必ず設定を解除しておきましょう。

VoiceOverを無効にする方法
iPhoneの「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「VoiceOver」をオフ

これで完了です。

VoiceOver解除方法はちょっと手がかかりますが、iPhoneがずっと喋ったままにならないよう、終わったらオフにしてくださいね!

VoiceOverが解除できない!!

VoiceOverが解除できずiPhoneがお喋りしたままになっては、困まってしまいますよね。

この現象は、VoiceOverの機能を有効にしたつもりが無いのに、いきなりVoiceOverが有効になってしまうトラブルとも関連しています。

先ほどのVoiceOverを終了させる方法で基本は解除できるのですが、VoiceOverの操作方法が分からないと難しいかもしれません。

次の通りにやってみてください。

・「設定」タップして、再度「設定」をすばやく2回タップ
・「一般」をタップして、また「一般」を【すばやく】2回タップ
・「アクセシビリティ」をタップし、「アクセシビリティ」を2回タップ
・「VoiceOver」をタップ→「一般」を【すばやく】2回タップ
・「VoiceOver」の横にある「オン」をタップしたら、「オン」を2回タップ

まずはこれで乗り切れると思います。

同じ項目の名前が連続しますので、ちょっとややこしく見えますが、難しくありませんのでご安心を!

しかし、困った事に最後の項目が上手く実行できないトラブルも起こるようです。

そんな時は下記の方法をお試しください。
「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」→「ショートカット」→「VoiceOver」にチェックを入れる。

iPhoneの新機能「VoiceOver」の活用方法まとめ

あなたの声で、iPhoneの操作をガイドしてくれる「VoiceOver」まだまだ活用法はたくさんありそうです。

今後の発展にも期待したい機能の一つですね!

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