iPhoneのリカバリーモードとは?エラーの原因は?

リカバリーモードとは

※この記事は2018年1月30日に新たに書き直しました

iPhoneの画面に突然iTunesのマークが表示され以下のようなメッセージが表示された経験はないでしょうか。

・iTunesはリカバリーモードのiPhoneを見つけました。iTunesでご利用になる前に、このiPhoneを復元する必要があります

この状態が「リカバリーモード」となっており、指示に従い進めていってしまうとiPhoneの中にあるデータが全て初期化されてしまいます。

すなわちリカバリーモードとは「iPhoneを初期化する」ということです。

このときにすでにPCやiCloudでバックアップを取っていれば問題ありませんが、一度もバックアップを取ったことがない人であれば悲惨な状況になりかねません。

また、リカバリーモードに移行する理由は以下のようになっています。

・iOSのアップデート中にiPhoneのWi-Fiが切れた
・iOSのアップデート中にiPhoneの電源が切れた
・iOSのアップデート中に接続したパソコンの電源が切れた
・iPhoneのバックアップ中にWi-Fiもしくは電源が切れた
・iPhoneの部品の故障により、iOSを起動することができなくなった

上記の理由からもわかるように、iOSで何らかの作業を行っている時に中断され、正常に起動できなくなった状態のときにリカバリーモードが
作動するようになっています。

また、手動でリカバリーモードを作動させることも可能で、以下の手順で行うことができます。

・iPhone6までの機種
PCに接続した状態で「電源ボタン+ホームボタン」を10秒押し続けるとiPhoneが再起動するので、その状態で電源ボタンから手を離しホームボタンだけを押し続けるとリカバリーモードに移行

・iPhone7以降の機種
PCに接続した状態で「電源ボタン+音量マイナスボタン」を10秒押し続けるとiPhoneが再起動するので、その状態で電源ボタンから手を離しホームボタンだけを押し続けるとリカバリーモードに移行

では、意図せずに「リカバリーモード」が起動したとき、どういった対応をすれば復帰が出来るのか本日はご紹介いたします。

iPhoneのリカバリーモードからの抜け方や対処法

リカバリーモードになってしまったiPhoneを復帰させるには、そのリカバリーモードの機能を使用するしかありません。

その為には、iPhoneが一旦、初期化された状態になってしまうのですが、例え初期化状態になっても、過去にバックアップを取っていれば、バックアップをとった状態にiPhoneを戻す事は可能です。

またiPhoneをまだ使用して間もない等で、データがさほど重要でない場合は、iTunesに接続しiPhoneを初期化すれば、すぐにiPhoneを元に戻す事は可能です。

しかし、出来るだけiPhoneの中に入っているデータはそのままで直すことが理想的ですが、ではどうすればリカバリーモードから通常に戻ることができるのか、iPhoneのリカバリーモードを解除する方法をいくつかご紹介していきますが、まずはバックアップができているのか確認をしておきましょう。

iTunesに、使用しているiPhoneのバックアップデータがあるかを確認する

iPhoneがリカバリーモードになってしまっても、iTunesにバックアップを取ってあればPCにデータが残っているので問題ありません。

過去にiTunesにiPhoneを接続し自動的に同期されていれば、iTunesにデータが残っている可能性があるので、まずはiTunesが入っているパソコンに、現在使用しているiPhoneのデータが残っていないかを確認してみましょう。

この時に注意しておきたいのが、パソコン内の隠しファイルに、データが保存されている事もあります。なので必ず、フォルダ設定を「すべてのフォルダを表示する」に変更してから確認しましょう。

iCloudに使用しているiPhoneのバックアップがあるか確認する

iTunes同様、iCloudにデータが残っていれば、iPhoneがリカバリーモードになっても大丈夫です。

確認するためには、下記のicloudへアクセスしてみましょう。しかし上記のサイトからでは電話帳ぐらいしか確認する事が出来ません。

※注意点
データが残っていても、リカバリーモードになっているiPhoneにすぐ復元するのは止めておきましょう。iCloudのデータをiPhoneに復元するには一度iPhoneを初期化しなくてはいけません。

万が一iCloudのバックアップデータの中に必要なデータが無かった場合、リカバリーモードになったiPhoneを初期化してしまうともう元に戻す事は出来ません

契約している携帯キャリアに、アドレス帳のバックアップがないか確認

携帯キャリア3社ともにiPhoneの電話帳をクラウド上に保存するサービスがあるようで、これを使っていればリカバリーモードになっても電話帳ぐらいはすぐに復元する事は可能となっています。

iPhoneを強制終了させ再起動する

先ほどiPhoneがリカバリーモードになってしまう原因をご紹介しましたが、それ以外にも、原因不明で偶然iPhoneがリカバリーモードに入ってしまう事があるようです。

その状態だと、強制的にiPhoneをリカバリーモードにしたのと同じ状態なので、一度iPhoneを強制的に再起動を何度か繰り返すことで、リカバリーモードから抜け出せるかもしれません。

・iPhone6までの機種
PCに接続した状態で「電源ボタン+ホームボタン」を10秒押し続けるとiPhoneが再起動

・iPhone7以降の機種
PCに接続した状態で「電源ボタン+音量マイナスボタン」を10秒押し続けるとiPhoneが再起動

業者にリカバリーモードの解除が出来ないか相談してみる

スマホなどの専門業者に相談する事で、iPhoneをリカバリーモードから復旧してくれることもあります。

また、バッテリー等の部品を交換する事で起動する場合もあるようなので、まずは相談だけでもしてみるといいでしょう。

リカバリーモードを使ったちょっとした裏技

事前にバックアップを取っておけば怖くないことはお分かりいただけたかと思いますが、他にもリカバリーモードを使用することで便利な方法などもありますので、ご紹介していきたいと思います。

パスコードを忘れた時にリカバリーモードを使って復元する

それではどのようにすればパスコードを忘れた時に、リカバリーモードで復元できるかをご説明しましょう。

リカバリーモードの起動の仕方は先ほどご紹介したとおりとなっていますので、参考にリカバリーモードへ移行してみましょう。そうすると以下のような文章が現れます。

・iTunesはリカバリーモードのiPhoneを見つけました。iTunesでご利用になる前に、このiPhoneを復元する必要があります

このメッセージが出たら、「復元」を選択し、次に「復元とアップデート」を選択しましょう。すると、ソフトウェアの抽出や、場合によってはiOSのダウンロードが始まります。

しばらくすると自動的に、iOSのインストールが始まります。

「iPhoneを探す」のモードをオンにしたまま初期化するとアクティベート画面が表示されますば、この画面が出ると必ずAppleIDとパスワードを入力してロックを解除する必要がありますので注意してください。

あとは指示に従って進めればOKです。

iPhoneが復元できない時にもリカバリーモード

iPhoneを復元しようとした時に、「デバイスが見つかりません」と言うエラーが出て進まない事があります。

または復元の準備中で止まる事もあり、更にはアプリ等をインストールしようとして待機中のまま止まってしまうなどありますが、こんな時も、リカバリーモードを使えば、問題を解決する事もあるそうなので、困ったら試してみてください。

iPhoneのリカバリーモードとエラーの原因まとめ

リカバリーモードに入ってしまうと、ループして直らない事もあるようなので、そういったときはサポートに相談してみるのも直し方のひとつかも知れません。

データが消えて初期化されてしまうのは少し困るかもしれませんが、いざと言う時の為にバックアップを取ってあれば、それもある程度は解消できるかも? 長い道のりですが頑張りましょう。

iPhoneのリカバリーモードで復元できない場合はこうしよう!

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