そんなにiPhoneって初期化しても良いものなのでしょうか?
こんにちは! Applisionです。
iPhoneの調子が悪くなって来たり、動作がやたら重いなと感じてサポートに相談すると「ご利用のiPhoneを初期化して工場出荷時に戻してください」とよく言われます。
ちなみにiPhoneを他人に譲渡する時やパスコードがわからない時にもiPhoneを初期化する事となります。
それからiPhoneを起動させた時にリンゴマークでフリーズしてしまって立ち上がらない時や原因不明の不調の時にも初期化は有効な手段なようです。
今日はiPhoneを初期化する方法をご紹介してみたいと思います。かなり簡単にできますのでiPhoneが不調だなと感じたら初期化してみましょう。
まず何をすれば良い?
基本的な作業はバックアップを取って復元とするだけでOKなんです、簡単でしょう?
ただ、iPhoneの初期化を行うには20分ほど時間がかかります、なので初期化を行う際は時間に余裕がある時にする事をお勧めいたします。
これだけで動作が遅い・固まるなんて言うエラーからもお別れしてiPhoneがサクサク早くなるんです。
iPhoneをiTunesを使って初期化してみよう!
初期化する前に必ずバックアップを取りましょう。
うっかり大切なデータを消してしまわないように注意してくださいね。電話帳やアプリのデータもバックアップする事が可能ですのでお忘れなく!
iCloudにバックアップを取る事でiPhoneだけでも復元できるのですが、エラーが出たり等のトラブルも起こりえます、必ずパソコンに繋いでiTunes経由で初期化をする事をお勧めします。
ではパソコンにiPhoneを接続してiTunesを立ち上げてください。
「このコンピュータ」にチェック
「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェック
「今すぐバックアップ」
※この時「iPhoneのバックアップを暗号化」にチェックを入れておかないと、パスワードやLINEのトーク履歴が復元できなくなってしまいますので忘れないよう注意してください。
ここまでの手順が完了したら「iPhoneを復元」を実行、この時、必ずiPhoneの「iPhoneを探す」の項目をオフにしておいてください、「設定」→「iCloud」→「iPhoneを探す」でオフにする事が可能です。
「iPhoneを探す」をどうしてもオフにできない時の対処法
iPhoneがインターネットに接続されている場合は先ほどご紹介した方法でオフにする事が出来ます。
しかしiPhoneが動いていてもネットに接続できないずオフラインになっている場合はWi-Fiを使ってネットに接続できないか試してみてください。ご自宅にWi-Fiが無い場合は各キャリアが設定しているような無料Wi-Fiスポットを探してそれを利用しましょう。
すると工場出荷時の状態に戻してもいいか確認するポップアップが出てきますので「復元」を選択すると初期化が開始されます。「iPhone用のキャリア設定のアップデートが利用できます」と表示されたら「アップデート設定」選択してください。
→新しいiPhoneとして設定
○元に戻す場合
→該当するバックアップを選んで「続ける」
少し経つとiPhoneが何回か再起動して初期設定画面になります。
これで初期化は完了となりました。
iPhone単体で初期化する方法
パソコンが無い方はiPhone単体で初期化するしか方法がありません、先ほど紹介した時と同じように必ず最初にバックアップを取る作業をしましょう。
しかしこの方法を取るとiPhoneのカメラロールにあるデータが消える事がありますのでその点はご了承ください。それを防ぐにはやはりパソコン経由でのバックアップをお勧めいたします。
・「設定」を開き、「一般」をタップ
・一番下にある「リセット」をタップする
・「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップ
・パスコードを設定している人は入力してください
・「iPhoneを消去」と2回聞かれますのでそのままタップします。
上記を実行するとiPhoneの画面が真っ白くなってリンゴマークと初期化の進行度を示すバーが表示されて初期化が開始します。初期化が完了すると、全てがリセットされます。
次からは、iPhoneの初期化後に必要な初期設定で起きるトラブルと、その対処法についてご説明していきます。
iPhoneを初期化したらメールできない!
iPhoneの初期化が無事完了したら今度は初期設定が待っています、これさえ終われば快適なiPhoneライフが戻ってくるでしょう。
iPhoneの初期化をしているので今まで出来ていた事があれもこれもできない状態になっています。初期化後のiPhoneの電源を入れても何もできないのでアクティベーションと初期設定を行いましょう。
まずは初期化したiPhoneの電源を入れて起動させ以下の手順で進めてください。
・iPhoneを使用する言語を選択する
・iPhoneを使用する国または地域を選択する
・iPhoneで使用するキーボードを選択する
・Wi-Fiネットワークを選択しパスワードを入力してから接続を選択する
・位置情報サービスを設定し「iCloudバックアップから復元」もしくは「iTunesバックアップから復元」を選択します
この後Apple IDを持っている場合はサインインする事となります。
iPhoneを使っていく上でApple IDは必ず必要となりますので持っていない場合はiPhoneの設定が終わってからでも大丈夫なので設定するようにしましょう。しかしここでは「この手順をスキップ」→「使用しない」で進めてください。
規約に同意→「Touch IDを後で設定」→「パスコードを追加しない」→「Siriを使用」→診断は「送信しない」と進めていきます。拡大表示はお好みのサイズに設定し「次へ」をタップすると完了です。
この流れならパスコードを忘れた場合でも一先ず進める事が可能です。
それでは次はiPhoneを初期化したらメールができない場合の対処方法をご案内します。各キャリアごとに初期化後のメールの設定が紹介されていますので確認して見て下さい。
iPhoneを初期化しても契約しているSIMに全て記録されていますので原則使用していたiPhoneのメールアドレスや電話番号は消える事はありません。
また脱獄していても再度入獄する事が可能です。
初期化したiPhoneの復元時に出る「3194」エラーを回避する方法
iTunesを使って初期化したiPhoneを復元していると「○○を復元出来ませんでした。 不明なエラーが発生しました(3194)」と言うエラーが出る事があります。
原因不明と書かれていますが実際は凄く単純で、Appleから発行されている復元許可証「SHSH」を確認できない場合に発生するようです。ちなみにこのエラーは脱獄しているとかなりの確率で発生するようです。
「え!?私脱獄なんかしてないわよ!」と言う場合は下記の方法を試してみてください。
Tiny Umbrella()を起動し「Set Hosts to Cydia on Exit」のチェックを外してiTunesを起動して更新するだけで解決します。
英語だらけでちょっと気後れしそうですが、怖がらずに挑戦して見て下さい! 脱獄されている方もこの方法で切り抜けましょう。
脱獄しているiPhoneを初期化したらどうなる?
「SemiRestore」と言うアプリを使うと脱獄しているiPhoneの初期化が問題なくできるそうです。
インストールされている脱獄アプリや、通常のAPPアプリはもちろんの事、iPhoneの設定や連絡先、カレンダーに写真等の大事なデータを削除して初期化ができます。
このアプリを使って初期化すればiOSの復元や脱獄直後の様な初期状態に近い環境を作る事が可能になります。さらにはiOSバージョンと脱獄は維持されますので完璧ですね。
ですが脱獄系のアプリは何が起こるか分かりません、あくまでも「自己責任」でお願いいたします。
iPhoneの初期化のおさらい、まとめ
長々とご紹介してしまいましたが、実際のiPhoneの初期化はスムーズにいけば20分程度で完了します。
データのバックアップに慣れてしまえば気軽に初期化して快適に動く購入時のiPhoneに逆戻り。恐がらず恐れずに挑戦してみて下さいね!
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