iCloudからデータを復元できない時の対処法

iCloudから、データを復元しようとしたらできない……

こんにちは! Applisonです! iCloudから復元を開始したものの、途中で止まった……なんて話もよく聞きます。

なぜこんな事が起こるのでしょう?

今日は、iCloudからデータを復元できない時の対処方法や、iCloudからのデータの復元方法等についても、ご紹介してみたいと思います!

iCloudからデータを復元する時ってどんな時?

一番多いのはiPhoneを新品交換した時です。iPhone同士の機種変や、故障した時の交換等がこれに当たります。

iOSのアップデートや、リセットした時にも、iCloudからデータを復元する事もありますね。この状況下でよく起こるのが、iCloudから復元したものの、エラーが出てしまい途中で復元が止まり、復元が不完全になると言うトラブル。

そしてこれも困るのが、iCloudから復元していても時間がとても長く、何時まで経っても終わらないなんて事も。こうなると、iCloudからのデータ復元を、中断するしかありません。

iCloudからのデータ復元を中止してしまうと、一部のデータが復元できない可能性が高まります。これはそこそこ、重要度の高いトラブルでは……? ではなぜ、iCloudからデータを復元できないと言うトラブルが起こるのでしょう?

なぜiCloudからデータを復元しようとすると、トラブルが起こるの?

iCloudからデータを復元できない原因を、いくつかあげてみましょう。

・ご利用のiPhoneを、iCloudでバックアップを一度も作った事が無い
・お使いのiPhoneのiOSがアップデートされておらず、古いもである
・iCloudのバックアップが別のApple IDで行われた可能性がある
・ご利用のiPhoneで、過去180日間、バックアップをしていない

3つ目の項目に関しては、家族で同じApple IDを共有している場合に起こりそうですね。もしくはApple IDが漏えいされている場合もありますので、この場合は早急にAppleのサポートに連絡をしてください。

さて、他の項目については、結構簡単に改善できそうですね。それでは次の項目では、iCloudからデータを復元するために、バックアップを作成するための手順をご紹介してみましょう。

iCloudからデータを復元できるよう、バックアップを作成しよう!

iCloudでバックアップを作成しておけば、お使いのiPhoneの交換や紛失、損傷等が起こった場合に備えておく事ができます。

iPhoneの中にある大切な情報がコピーしてあれば、安心ですよね。

iCloudにあるバックアップを使えば、以前使用していたiPhoneから、新しいiPhoneへデータを転送する事も可能です。iCloudでデータを復元するためのバックアップを作成する仕方は、2通りあります。

・iCloudを使用してのバックアップ
・iTunesを使用してのバックアップ

二つの方法ではバックアップできるデータに違いがあります。iCloudでバックアップできるデータは下記のとおりです。

・iPhoneのカメラロール内にある、写真やビデオ
・iPhone等のデバイスの設定
・インストールしているアプリのデータ
・iPhoneのホーム画面に置いている、アプリの配置
・iMessage・SMS・MMSでやり取りしたメッセージ
・設定していたり、保存している着信音
・ビジュアル・ボイスメール

注意したいのは、iTunes Storeで購入してい無い曲や、映画は保存され無いと言う点。また、Podcastやオーディオブック、PC から同期した写真も保存され無いんです。

そして、こちらも重要になるのが、iCloudからの復元データを作成するにはWi-Fi接続である事は必須となります。

また、iPhoneに保存しているデータの容量が、iCloudの空き容量を超えてしまっていると、全てのデータをバックアップする事は出来ません。

初期設定をしていれば、自動バックアップが可能?

はい、可能です。iPhoneの「設定」→「iCloud」→「Apple ID」でログインすると、iPhoneで使用している「Safari」の履歴や、ブックマークを、パソコンでも同期するかを選択する項目が現れます。

パソコンでも同じブックマークを使用したい場合は「結合」を選択してください。

「Apple ID」でログインが済んだら「バックアップ」の項目をタップ。次に「iCloudバックアップ」をオンにして、表示された「今すぐバックアップを作成」を選択しましょう。

「前回のバックアップ」と言う項目に注目してください。ここに表示されている時刻が、直近の時刻になれば完了です。

・iPhoneが充電中である、充電ケーブルと接続している
・iPhoneがロックされている
・Wi-Fi接続になっている
・iCloudにバックアップできるだけの空き容量がある

これらの条件を満たせば、自動バックアップが可能です。手動でバックアップする場合は、iPhoneの「設定」→「iCloud」→「ストレージとバックアップ」→「今すぐバックアップを作成」でOKです。

次からは、iCloudからバックアップをiPhoneに復元する方法について詳しくご説明していきます。

iCloudからバックアップをiPhoneに復元する方法

iCloudのバックアップを復元するには「設定アシスタント」以外に方法はありません。全て設定が完了しているiPhoneに、「設定アシスタント」を使用するには、一度iPhoneの全て消去して、再設定し直す必要があります。

iPhoneの「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定を消去」これでOKです。これが終わったら、「設定アシスタント」の手順に従ってiCloudにあるバックアップを、iPhoneに復元するための設定を行います。

iCloudにあるバックアップから、iPhoneへの復元が遅い

iCloudから復元する時、ものすごく時間がかかる事があります。それはバックアップするサイズや、Wi-Fi接続の速度等が原因となるようです。

下手をすると1~4時間近くかかる事もあるので、一瞬iPhoneが動かない状態になってフリーズしているのと勘違いしがちです。

何時までも、黒い画面にアップルマークだけが浮き上がっていると不安にもなりますよね。iOS 8以降なら、復元の進み具合を確認する事ができます。iPhoneの「設定」→「iCloud」→「バックアップ」おかしいなと思ったら、以下の事を確認してみてください。

・Wi-Fiの接続が安定しているか
・iPhoneがきちんと電源ケーブルと接続されているか

なぜか連絡先だけ復元されない……

iPhoneを機種変や新品交換したら、なぜか連絡先のみ復元されないと言うエラーが、起こる事があるようです。そんな時は、慌てず騒がず、以下を試してみてください。

・iCloudから復元する
・iPhone本体を再起動してみる
・iCloudのオン/オフやWiFiをオフにして復元してみる

……それでも復元されない場合はどうしましょう? これに関しては、ご利用のキャリアによって設定方法が異なりますので、各キャリアの説明をご確認ください。

連絡先を上書きしてiCloudから復元する方法等もあるようなので、ぜひ参考にしてみて下さい。

au

docomo

SoftBank

iCloudから写真を復元出来ない!

全ての復元が完了したはずなのに、写真のみ消えると言う現象が起こるようです。画像等、削除した覚えはないので、絶対あるはず……なのにどうして?

実は「写真のみ」復元と言う事は出来ないんです。

なのでこの場合はiPhoneのリセットを行って、再度復元を実行するしか対処方法はありません。Appleのサポートの相談してみるのもありかと思いますが……

iCloudから復元できる期限ってあるの?

基本的に期限はありません。

なぜかと言うと、iCloudのバックアップは、各種設定情報や、アプリのデータ等をまとめて保存しておく事を指します。なのであなたがそのバックアップを削除しない限り、消える事は無いのです。

消えてしまっては、バックアップの意味がありません。流動的なメールや連絡先、カレンダー、メモ等の情報は、バックアップを取る事ができない事からも分かりますね。早く復元しなきゃ! と焦る必要はありませんので、その点は安心してくださいね。

iCloudからの復元の再開方法

なぜ「再開する」と言う項目が分かりやすくないのでしょう? この辺りは、Appleさんに何とかしてもらいたいものです。何らかの理由で復元途中で止まってしまったり、不完全だったり、時間が無くなったりで、中断しなければならない事もあります。

これについてはiPhoneを一旦リセットして、再度iCloudから復元を行えば、どうやら解決するようです。iPhoneのリセットは、「設定」→「一般」→「リセット」→「すべてのコンテンツと設定の消去」で可能です。

しかしこの作業を行うと、データが完全に消去されてしまい、全ての設定が初期値に戻ってしまいますので、その点をご注意ください。

iCloudからデータを復元できない時の対処法まとめ!

手軽にバックアップ出来て、復元できるのが魅力のiCloud。少しのバックアップならささっと出来るようですね。

その代り、出来ない事も多いので、用途を見極めて、バックアップする方法、復元する方法をチョイスしてみて下さい!

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