iTunesのデータが消えた場合の対処法まとめ

こんにちは! Applisionです、ある日突然、iTunesの中に入れていたデータが消えたら……どうしますか? そんな事考えた事もないですよね。

でも有り得ない事ではないんです……なので、今回はそんな恐ろしい事態に備えるため、iTunesのデータが消えてしまう原因や、消えてしまったデータを復元したり、消えた曲を探す方法等の対処法を、今日はまとめてお伝えいたします!

iTunesの消えたデータを復元・探す方法

なぜ、iTunesの中に保存していた中身が消えてしまうのでしょう? 状況によっては一部だけ消えたり、全部消えたり等、症状は様々です。

原因別に対処法を見ていきましょう。

iTunesを更新したら音楽が消えた場合

iTunesをアップデートし、更新したら、入れていた音楽が消えてしまうという事もあるようです。まずはこのトラブルの対処法をご紹介いたしましょう。

このトラブルの場合、ライブラリ管理ファイルというものを、手動で復元する事で解決へと導いてくれるようです。

1.iTunesの「編集」→「設定」と進んでください。
※メニューが表示されていない場合は、パソコンのAltキーを押すと表示されます。

iTunes設定

2.「一般」の項目の中にある「Apple Musicを表示」のチェックを外しましょう。

Apple Musicを表示のチェックを外す

3.「詳細」のタブを開いて、「iTunes Mediaフォルダ」の確認をしてください。そしてそのフォルダを開いてください。

4.「詳細」で確認したフォルダを開くと「iTunes Library.itl」というファイルが確認できると思います。実はその「iTunes Library.itl」というファイルが、iTunesを初期化させた原因なんです。

5.それではその原因となったファイルを、一時的に退避させましょう。ファイル名を「iTunes Library.itl」から「delete_iTunes Library.itl」と変更して保存してください。

6.「Previous iTunes Libraries」というフォルダに、ライブラリ管理ファイルが、バックアップされます。なので最新のファイルをコピーして、1個上の階層にペーストしてください。

7.ペーストしたファイルの名前を「iTunes Library 2000-00-00(日付).itl」→「iTunes Library.itl」これでiTunesを再起動すれば、消えたiTunesデータが全て復元されているはずです。

iTunesに曲を入れても曲が消える場合

もっぱら音楽を聴くのはパソコンのiTunesで、特にiPhoneと同期等もしていない。なのにiTunesに入れた曲が消える……。仕方ないので繰り返し、iTunesに曲を入れてみるが同様の症状が続いてしまう。

こんな時は一度iTunesの設定を確認してみましょう。

iTunesの設定の中に、「ライブラリの追加時にiTunes Mediaフォルダにコピーする」という項目がありますが、このチェックが外れていませんか? これが外れていると、何度曲を入れても、iTunesの中から消えた状態になってしまうんです。

「ライブラリの追加時にiTunes Mediaフォルダにコピーする」にチェックを入れる

このチェックマーク、実は触ってもいないのに、チェックが外れる事があるようなんです。恐らく、アップデート等の時に、何らかのトラブルが起こり、それが影響するのだと思います。

自分ではiTunesに曲を追加したつもりが、実はコピーされたファイルではなく、元のファイルを再生していたんでしょうね。それに気づかず、元のファイルを削除してしまって、次に再生したい時には曲が消えた……と。

iPhoneにしてもiTunesにしても、バグやエラーが多いので、見落としがちになってしまう部分があるという事ですね。

HDD等の外部メディアの接続不良の場合

パソコンの中をどれだけ検索してみても、iTunesにいれた音楽データが見つからない。外付けHDD等の外部のメディアの接続がきちんとなされているかを確認してみましょう。

iTunesの曲を保存する場所を外付けHDD等に設定しているなら、当然、接続に不具合があればデータを読み込む事は出来ません。

先ほどの項目でお話ししたとおり、勘違いや誤操作で消えてしまう事も多いんです。酷い場合は、パソコンに入り込んだウイルスのせいで、データが消去されてしまった可能性も出てきます。

もうだめだ!と思ったら、専用のアプリや、フリーのソフトを使って消えた曲を取り戻しましょう! フリーソフトでもやはり復元できない場合は、市販されている復元ソフトを導入するのも1つの方法です。

上記ではiTunesの音楽データが消えてしまった場合の対処法をご紹介しました。次からは、iTunes内の写真が消えた場合、購入したデータが消えてしまった場合の対処法について詳しく説明していきます。

iTunes内にバックアップした写真が消えた場合

iPhoneをアップデートした時に不具合が出て、仕方なくiTunesで復元したら、iTunesに保存していた画像データが消えた! そうなってしまうと「iTunesバックアップからの復元」も不可能となってしまうんです。

同時期にiTunesでバックアップを取っていないと、データは消えてしまいます。ですが、この状況だと、iTunesのデバイスと、写真の同期設定が出来ていないという事が考えられます。

なので「iTunes」→「デバイス」→「写真」の同期の項目を見直してみましょう。

ちなみにこの場合もフリーのソフト等を使えば、かなり簡単に写真を復元できますので、こちらの方がスムーズに行きそうですね。

iTunesを再インストールしてデータが消えた場合

アップデートかと思い、うっかりiTunesを再インストールしてしまう……なんていうトラブルもあるようです。そうなると当然、歌や動画等は消えた状態になりますね。

でも慌てなくても大丈夫!iTunesに入れているデータは、パソコンの「マイドキュメント」→「マイミュージック」に格納されているんです。

iTunesを立ち上げて、「ファイル」→「フォルダからライブラリを追加」を選択。そこから「マイミュージック」のフォルダを指定して実行すれば、消えたデータも無事復元されるはずです。

購入したものまで消えた?

iPhoneの設定や状況によって、iTunes Storeで購入した曲が消えてしまうケースもあるようです。

さすがに購入済みの音楽が、ごそっと消えてしまうと驚きますよね。でもここで気を付けたいのが消えたというのは「削除」してしまった訳ではないという事です。消えたと思った購入済みの数曲は、実は「非表示」になっているだけなんです。

実はこれは、iTunes自体の仕組みの問題なようです。

基本的にiTunes Storeで音楽等を購入すると、自動的に、iCloudに保存されるようになっています。このお陰で、パソコンやMac等のiTunesアプリで曲を購入すれば、その内容は同期しなくても、iPhoneの音楽アプリから、直接iCloudからストリーミング再生出来るんです。

iTunes Storeで購入した曲が消えたという場合、もしかすると、iPhoneにダウンロードしていない曲を、「非表示にする」という設定がオンになっているのかもしれません。なのでiPhone側で全曲表示するように設定してみましょう。

・iPhoneの「設定」→「ミュージック」→「すべての曲を表示」
・これでiPhoneの音楽アプリに戻ると、未ダウンロードの音楽等が、表示されるようになります

曲の名前の右横に「雲」のアイコンが表示されている楽曲は、iCloud上にだけ保存されている事となります。

まとめ

どうも、iTunes内からデータが消えた状態になるはっきりとした原因は、分からないのが現状のようです。

ただ、調べて行くうちに、音楽や動画、写真を保存している場所が見つかれば、かなりの確率で復元できるようですね。

先ほどもお話ししたとおり、消えたのではなく、非表示になっている場合が多いので、これを見てどこにデータがあるのかを確認してみて下さいね!

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